対話型調香セッションawai

これまでおこなっていた調香セッションをリニューアルしました。

いまのところ価格も以前のままだし、やり方が大きく変わったわけではないけれど、

私的には大きく変化した感覚を持っています。

旧『ナカソトノカオリ』は、2024年10月10日より

『 a 〇 i 』(awai)となりました。


ウェブサイトに載せている文章を抜粋します。

///////


●香りと感情の関係

 

セッションで使用する香料は、植物から抽出された香気成分です。

香りを嗅ぐと、香りは電気信号に変換され脳へ届きますが、

嗅覚は他の感覚器官(視覚・触覚・味覚・聴覚)には無い独自の特性を持っています。

嗅覚以外の器官は感覚を感じると、まずは左脳(理性や思考を司るエリア)へ電気信号が伝わります。しかし、香りの電気信号だけは左脳を経由せず右脳へ直行します。右脳は感情や記憶や本能を司るエリアで、潜在意識に含まれます。香りを嗅ぐと、思考がアレコレと考え始めるよりも前に、潜在意識の部分への働きかけが起きるということです。

 

そのことを知ってか知らずか、古代から世界中の儀式の場で、

精神的な変化や場の浄化、人以外の存在との繋がり、などを目的として

植物の香りが活用されてきました。

例えば寺院で線香が使われるように ” 香りのない宗教は存在しない ” とも言われます。

(唯一、神道では表向きは香りを使用しないようです)

 

私たちが言葉を発したり行動をするとき、出発点となるものは感情です。

ささやかな揺らぎの感情から爆発的なものまで、感情がスイッチとなり言動活動に結びつきます。

その感情の部分に働きかけるものが、先に記した通り香りです。

 

目に見えない感情、そこに影響を与える香り、が先にあり、

その次に、目に見える言葉や行動が生まれます。

 

 

●あなただけの香りが持つ力

 

香りを創る前に、あなたとの対話の時間をもちます。

このセッションを受けるきっかけや香りの好みの傾向などを伺いますが、

私はその場で生まれる直感的な流れを大切にしているため、

質問の内容は人により千差万別です。

耳に聞こえる言葉だけでなく、ふとした表情や反応、感情の揺らぎなど、

そこにある全てのエネルギーを感じさせていただく時間です。

 

対話の中で私が感じたすべてが、香りを創るときの ”素” となります。

”素” は、あなたの深い部分から発せられているものです。

それはあなたの本当の音、本音。

その音と響き合うことのできる香りが、あなたの香りです。

 

響き合い(共鳴または共振)が起きることで、どんなに小さな音も、

数倍~数十倍、場合によってはそれ以上に増幅されます。

あなただけの香りには、このような力があります。

 

とは言え、特にこういったことを意識することなしに、

自分だけの香りが欲しい、というシンプルな欲求からセッションを受けていただくことも大歓迎です。オリジナルな世界にひとつのもの、私は大好きです。

 

 

●あわいという言葉

 

ものごとの間、AとBの重なり交わうところ、境界や境目、という意味を持つ奈良~江戸時代のころの古い言葉だそうです。

はっきりしたものではなく微妙で繊細な、あいまいさのある部分を指す言葉。

 

”あわい” という言葉と意味を知ったとき、私の中に浮かんだイメージは、日本家屋の縁側です。

外でも中でもなく、双方をつなぐような中間の位置にあるもの。

また、昼でも夜でもない夕方のころの空の雰囲気や、

自然でもなく人工的な都市部でもない里山の辺りの様子も思い出しました。

私たち人という存在も、目に見えない心と物質の身体、

100兆個を超える体内微生物と自分という1つの意識、人工物と自然界との関わり、

など様々なことから、あわい存在なのでは、という気もします。

 

 

● a 〇 i  の香り

 

以前までの『ナカソトノカオリ』からブランド名を変えました。

新たな名前は、あわいの真ん中を〇に変えた『  a 〇 i  』 。

上下左右もなく始まりも終わりもない円状の輪と、なごやかにバランスのとれた和。

 

香りもまた、あわいの世界観を持つものだと思います。

香りは目に見えません。

揺らぎがあり不確実、けれども確実にそこにあることが感じられるもの。

空気や肌と馴染むように混ざり合う香りもあれば、ポンッと飛び出てくるようなものもあります。

a 〇 i の香りは前者に近いもの。あなただけのa 〇 i の香りは、

あなたという生命体の一部にもなり、あなたが纏う別の存在でもある。

 

身体と精神のあわい、理性と本能のあわい、論理と直感のあわい、

顕在意識と潜在意識のあわい、願望と現実のあわい。

あなたの様々なあわいの部分に触れ、双方に響き合いを起こすように意図した香りです。

 

香りの使い方は自由です。

あなたの魅力を一層引き出す装身具として、

感情や思考をスイッチするセルフケアアイテムとして、

戦友として、お守りとして、導き役として、

直感的に、意図的に、戦略的に、

日常の様々なシーンで、あなたの香りを活用ください。

 

  ///////


人の言動と嗅覚というのは、とても興味深い結びつきを持っています。

それを知って意図的に香りを使う、というのも良しですし、

シンプルに好きとか欲しいという気持ちで使うのも良し、だと思います。

ご興味ある方はウェブサイトをご覧ください。

おひとりおひとり、対話をおこなったうえで香りを創らせていただきます。


調香セッション a 〇 i 

このブログの人気の投稿

私の個展のお知らせ(2024年2月静岡県浜松市)

ネットワークビジネス

自分軸のある人を演じてみる実験