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11月, 2021の投稿を表示しています

芳香は方向

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漢字にすると違う意味を持つものになるけれど、音(読み方)としては同じ言葉。 日本語はそういった単語が多くありますよね。 芳香と方向。 これは 神王TV を見ていたときに出てきたものでした。 (神王TVは様々なジャンルのテーマを扱っていて、豆知識的なものや潜在意識系のものが好き) 香りのない宗教は無い、といわれるように、香りと宗教的世界観みたいなものは密接にかかわりがあります。 日本なら、お墓や仏壇のお線香は良く見かける風景。 ピラミッドの時代でも香りは儀式に使われていたようです。木の樹脂を燃やす。使われていたのは、フランキンセンスやミルラの樹脂。 アメリカ大陸の原住民の方々は、ジュニパーの枝を燃やしていた、とか。 他にも様々な植物を様々な人々が儀式的に使っていた(いる)のです。 共通しているのは、なにかを燃やして煙を出していること。 その煙が、神様的な存在との繋がりをつくってくれたり、魔除けや浄化、意識の変化をさせてくれる。そう信じているから大切な儀式に使っているわけです。 その煙が、どこかへ連れて行ってくれる、どこかやなにかと繋がる、方向を示してくれる。 何かが燃えて出る煙というのは、必ず香りがあります。煙=香りです。 香りによって方向が示される、なにかと繋がる。芳香と方向、芳香は方向。 自分の中の奥深い意識、潜在意識の方向性を香りで導いたり、意識を瞑想状態に導いたり、 植物の香りというのはそういったことができる力を持っていると私も実感しています。 何かの香りを嗅いで気分転換、というのもその一種ですね。 セルフイメージを高める、自己肯定感を強める、そんなことのサポートも植物の香りでできると思っています。 私が調香で使うのも全て植物香料、精油です。液体になってもまだ生きていると感じている。 植物は地球における脇役のように(風景の一部、みたいな)思われがちだし、私もついそう思ってしまうこともあるけれど、ものすごい力を持つ生命体。 他の生命体に比べて動きがものすごー----くゆっくりだったり、いわゆる顔がないし、身体の構造が違うので、モノ、みたいに感じられてしまうのだと思います。 樹脂を燃やして出た美しい煙のアート

オーダーメイド調香感想「全体的に ”自分と向き合う” という時間を知ることができました」

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 頂いたご感想です。 ・・・ 事前のインタビューでは、自分の知らない自分の内面に向き合える時間でした。 私的には鳥肌ものの内容もあり、潜在意識を知ることができた感じでした。ただ好きな香りではなく、好む理由や今の自分が求めている物、タイミング、もあると思う。 インタビューの時間だけでも癒され浄化された時間でした。 オーダーしたものがどんなものになっているのかの期待感もありましたが、自分のことを考えて作ってくれた『作品』なので、とてもワクワクして受取しました。結果とても好きな香りで期待以上の出来上がりで感動しました。 毎晩の呼吸を整える時間に使っていますが、不思議と毎日香ってくるものが違って面白いです。 全体的に、自分と向き合う、という時間を知ることができたと思います。きっとこれは、必要な方に必要なタイミングで巡っていくものだと思います。 ・・・ アンビエントミストタイプをオーダーいただいた方より。 ありがとうございます(*^-^*) 伺ったお話の内容や、その時わたしが感じたエネルギー。 それらを植物たちの生き方を融合させ、アロマの知識も総動員し、リーディングもしながら、精油を選び調香していきます。 あなたに寄り添う香り、つくります オーダーメイド調香セッション ”ナカソトノカオリ”  Arezzoのあるお宅での5月の朝

オーダーメイド調香感想 「誰に調合してもらうのか」

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 頂いたご感想です。 ・・・ 誰に調合してもらうのか。 自分のイメージや想いをりえさんに話し、それを汲み取り、リーディングをしながら選んでくれたオイルと香り。 今の自分だけのための香り。 りえさんだからオーダーした気持ちが一番です。長い付き合いではないのに、りえさんからはセンスや素敵な人柄、信頼とパワーを感じます。 今の自分に必要な、心地よい好きな香りになっていたし、使ったオイルからのメッセージには涙が出そうになりました。 市販の香水とは全く違う香水だと感じています。 次はスプレーやスティックタイプのものも欲しいと思っています。 ・・・ 香水タイプをオーダー頂いた方より。 ありがとうございます(*^-^*) インタビューで伺うお話の内容や、その時わたしが感じたエネルギー。 それらを、植物たちの生き方を融合させ、アロマの知識を総動員し、リーディングをし、 精油を選び調香していきます。 あなたに寄り添う香り、つくります オーダーメイド調香 ”ナカソトノカオリ” Rho Fiera,Milano ある冬の夕方、仕事帰りの夫と待合せ中の風景

Magic Moments

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  いつまでも”コレ”というアイデアが浮かばず、なんだか手がつけられずにいたカレンダーづくりの仕事。 ある時から考えるのをやめていたら、突如として動きが出て、あっという間に出来上がりました。(とはいえ数日はかかってますが) しかもとても良い気分で、つくることができました。 使う写真は全て私が撮ったものなのですが、その写真たちを眺めながら、まるでその風景を本当に見ているような気分になり、ゆったりとしました。 これを手にしてくださった方々も、やはり、その風景の中に溶け込むかのように、 ゆったりとしてもらえたらいいなあ、と思っています。 私は 浅見帆帆子 さんの本やYouTubeを見ているのですが、まさにその中で言われている通りのことを今回のカレンダーづくりを通して経験しました。 それは「いったんそのことを手放す(考えるのをやめる)こと」ということ。 ただ単にやめるのではなく、最善のタイミングで最善のアイデア(情報とか)が来る、と信じて自分の頭の中でアレコレ考えるのをやめる、ということです。 今回の私の場合で言うと、9月に入ったころから「もう来年のカレンダーを発売し始めている人がいる!」と目にするようになり、まだ何も考えていなかった私はヤバイカモ、と思い始めていました。 そして毎年親族から言われていた「10月末頃にはモノとしてあるといいんだけど、日本はその頃には店頭にカレンダーが並んでいるし」という意見を思い出しました。 撮った写真は大量にあって、様々なテーマにも対応できる分だけあるのに、肝心のテーマがいまいち定まらない。急がなくちゃ、という気持ちだけが心の中で渦を巻いている。 この状態とこの気分で作っても、絶対良いものにはならない、ただの綺麗な写真のカレンダーとなるだけだ、と分かっている。でもどうしよう。 そんな状態がしばらく続き、途中から「もう1月はじまりはやめて、4月はじまりのカレンダーにしちゃおうかな」と思い始め 「もう気分が乗るまでほおっておこう」と決めました。 そうしたらある時から、全体の雰囲気が頭に浮かび始め、それに沿って大量の写真からピックアップを始め、サクサクと出来上がりまで至ったわけです。 結果的に、1月が始まる前には全然間に合っているし、自分の気分がとても良い状態で作業することができたので、そのエネルギーもカレンダーに乗って、良いものができたのではな

台湾珈琲と台湾映画の会

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初めてイベントに出店します。台湾珈琲と台湾映画の会。 喫茶店の店内で行われるこの会、出店者はお庭で出店します。 出店は 『アジアを表現できるもの』 というテーマだったので、私はこのイベントのために アジアの香りをつくりました。 その香りを使ったワークショップをします。 私のつくった2種類の香りからお好きな方を選んでいただき、 ライトに香るオーデコロン 又は 空気のようなミスト、 どちらかを作っていただけるワークショップ。所要時間5分、おひとつ1000円。 私の使う香りは全て植物エキスです。(合成香料は幼児のころから苦手なのです) アジアの香り。 それは、アジア地域の植物から採れた精油を何種類かブレンドして創った香りです。 1種類は、今回のイベントの中心人物である珈琲焙煎師 中村元治さんの   「台湾の古き良き家並みと山の景色、人々の優しい声を感じていただきながら 台湾の大地が生んだ珈琲の香りと味わいを存分に楽しんでいただける特別な機会になれば幸いです」   というメッセージを読んだとき私が感じたもの、そして、中村さんの台湾珈琲を飲んでいるときの情景、 それらからインスピレーションを受けながら創りました。 実際に当日その珈琲をいただきながら、この香りを感じ、融合したらどんな風だろうか。 楽しみです。 そのブレンドには、柚子・マンダリン・クスノキ・ヒノキ、の精油を使っています。 もう一種類の香りは、先のものとは違う顔のアジア。 私個人の記憶の中にあるアジアを元に創香しました。 近代ビルの立ち並ぶ都市部、夜に灯るたくさんの屋台のあかり、人々、スクーター、湿度、刺激、熱、カオス こんな感じのキーワードから。 今回のイベントは台湾政府主導のイベントだそうです。 台湾の13の珈琲農園の生豆を日本へ運び、日本全国40店のロースターが協賛し、 その珈琲を提供し、台湾映画 ”初めての珈琲” を観る。 長野県唯一の協賛ロースターが焙煎所Nakaji(軽井沢)の焙煎師 中村さんです。 その彼が珈琲豆を持って、静岡県の喫茶店に来られ、会が催される、というもの。 私は台湾珈琲事情をまったく知らなかったので、 台湾の珈琲農園の様子を少しでも知るために、何本か動画を見たりもしました。 私が見た動画は、阿里山という地域の農園のものだったのですが、 いずれの動画でも 印象に残っている話はこちら。 『