台湾珈琲と台湾映画の会
喫茶店の店内で行われるこの会、出店者はお庭で出店します。
出店は 『アジアを表現できるもの』 というテーマだったので、私はこのイベントのために
アジアの香りをつくりました。
その香りを使ったワークショップをします。
私のつくった2種類の香りからお好きな方を選んでいただき、
ライトに香るオーデコロン 又は 空気のようなミスト、
どちらかを作っていただけるワークショップ。所要時間5分、おひとつ1000円。
私の使う香りは全て植物エキスです。(合成香料は幼児のころから苦手なのです)
アジアの香り。
それは、アジア地域の植物から採れた精油を何種類かブレンドして創った香りです。
1種類は、今回のイベントの中心人物である珈琲焙煎師 中村元治さんの
「台湾の古き良き家並みと山の景色、人々の優しい声を感じていただきながら
台湾の大地が生んだ珈琲の香りと味わいを存分に楽しんでいただける特別な機会になれば幸いです」
というメッセージを読んだとき私が感じたもの、そして、中村さんの台湾珈琲を飲んでいるときの情景、それらからインスピレーションを受けながら創りました。
実際に当日その珈琲をいただきながら、この香りを感じ、融合したらどんな風だろうか。
楽しみです。
そのブレンドには、柚子・マンダリン・クスノキ・ヒノキ、の精油を使っています。
もう一種類の香りは、先のものとは違う顔のアジア。
私個人の記憶の中にあるアジアを元に創香しました。
近代ビルの立ち並ぶ都市部、夜に灯るたくさんの屋台のあかり、人々、スクーター、湿度、刺激、熱、カオス
こんな感じのキーワードから。
今回のイベントは台湾政府主導のイベントだそうです。
台湾の13の珈琲農園の生豆を日本へ運び、日本全国40店のロースターが協賛し、
その珈琲を提供し、台湾映画 ”初めての珈琲” を観る。
長野県唯一の協賛ロースターが焙煎所Nakaji(軽井沢)の焙煎師 中村さんです。
その彼が珈琲豆を持って、静岡県の喫茶店に来られ、会が催される、というもの。
私は台湾珈琲事情をまったく知らなかったので、
台湾の珈琲農園の様子を少しでも知るために、何本か動画を見たりもしました。
私が見た動画は、阿里山という地域の農園のものだったのですが、
いずれの動画でも印象に残っている話はこちら。
『台湾の珈琲農園は横のつながりが強いんです』
『それぞれの農園同士が交流しあって、お互いの今を話して、それによって台湾の珈琲農園全体の質が上がっていると思うんです』
ライバルとして内を見せない、ということにもなりやすい同業者。
少なくとも私が見た何本かの動画の農園はそうはなっていないようでした。
すごくいいな、と思いました。
何の世界であろうとも、まったく同じモノを扱っていたとしても、それを扱う人が違えば、
その人の影響を受けて違うものになるし、それぞれにそれぞれのファンがつく、
私はそんな気がしているので。
喫茶店 ツツ&つっつ(静岡県湖西市新居町178-2)
11月6日(土)午前の部・午後の部 各10名
お庭での出店は11:00-16:00
私の他に美味しい台湾FOODのお店が出店されます
全と葡萄酒 さん、はらぺこ菓子店天秤堂さん
台湾珈琲と台湾映画「初めての珈琲」公式サイト