アノスミア

 昨夜読み終わった本。

”アノスミア  わたしが嗅覚を失ってからとり戻すまでの物語 モリー・バーンバウム著”

私は職業柄、匂いとか嗅覚の仕組みにとても興味があります。

これまでもいろいろ読んだり調べたりはしてきましたが、実際に嗅覚を失った人の実体験を知るのは初めて。

目が見えなかったら、耳が聞こえなかったら、こんなことに困るだろうなという想像は多くの人がある程度はできると思う。(もちろん実際の半分も想像できないと思いますが)

匂いが分からなかったら??

きっと多くの人は「うーん、そこまで困らなさそうじゃない?」と考えるのではないでしょうか。

違うんです!!!

日々無意識に感じていて、でもそれが嗅覚とは関係なさそうな、人として人生を生きるうえで実は物凄く重要な大切な部分が失われることになる。そして、じわじわとその影響が心に忍び寄ってくる。

そんなことを知りました。

他にもいろいろ。

実体験のお話なので、研究では〇〇だった、とかではなく、日常での細かい部分など、へえ~がたくさんある内容でした。

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