面接はお見合いだと思う
面接、就学や就職のための面接の話。
サラリーマン時代、私は転職回数が多く、面接回数も多い。
元々ひどく緊張するタイプではないけれど、
通常の自分ではない状態の時もあったと思う。
合格したい、採用してほしい、よく見られたい、などの理由で
自分を装っていたり、うまく話そうとしたり。
なんだけど、ある頃から、面接に対しての私の態度、在り方?が変わった。
なにがきっかけだったのか忘れたけれど、突然こんなふうに思うようになった。
「面接って私のことをアレコレ聞かれるけれど、
私だってそっちのことを色々知りたい。
募集要項だけでは見えないことを色々聞いて、
自分に合う職場なのかどうかを判断したい。」
要は、
” 面接は雇う側も雇われる側も、お互いのことを知る時間 ”
だと思うようになった。
どっちかが主導権を持っているとかはなく、
双方ともに同じ立場だと思うようになった。
それからは緊張はなくなったし、
うまく話そうとか自分を良く見せようだなんていう考えも皆無になった。
そんなことよりも、与えられた面接時間内で、
相手には自分のことをなるべく知ってもらいたいし、
私も相手(会社)のことをなるべく知りたい。
ということで、私から相手へ質問することが増えた。
質問は条件や仕事内容に限らず、
思想とか考え方、雰囲気、などなど色々をキャッチするためのもの。
私が一方的に『面接されている』『審査されている』のではなくて、
私も相手を『面接している』状態だった。
そうすることが、お互いにとっての平和への道だと思っていた。
合わない人を雇用したり、合わない職場で働いたり、することは
後々お互いにすごくストレスになることだと思うから。
それに、自分が合わないポストに頑張ってしがみついているとき、
本当はそこにピッタリの人が活躍する機会と、
会社としてスムーズにまわる可能性を
奪っていることになる。
面接を終えた結果、相手が私を断ってきたこともあるし、
相手は私を採用したいと言ってきたけれど私が断ったこともある。
先日、就職面接の話を聞く機会があって、
こんなことを思い出したのでブログにしてみました。