In the white cube
レクトヴァーソギャラリーで行われたArt & Graphic Group show
展示の様子の写真をギャラリーからいただきました。
天井も床も、右も左も、前も後も、すべて白色の箱型空間。
作品と向き合ったとき、作品以外に視界に入るものがない、という状態。
その状態をつくりたくて、このような空間を作ったそうです。
空間に使われている白色塗料や電灯色は、
ただ単に「白であればいい」というものではなく、
「明るい自然光が降り注ぐ中にいるような感覚」を得るために
調整された色や光調だと伺った。
そのなかにいた曼荼羅たちは、確かに自然光の中で見るような色合い、風合いでした。
今回、どのような人々が見に来られ、どんな体験をされたのかは
今のところ私はまだ知らない。
『見る』という行為をするということは、
物理的に必ず、相手側へ自分のエネルギー(光子)が飛んで行って
当たって跳ね返ってきて『見える』になる。
なので、エネルギーが当たった相手側にも、必ず何らかの影響が出ている。
お互いに影響を与え合っているはず。
水の中に何かを落として、そこを中心に波紋が広がるように、
どんな波の響き合いが生まれているのか、
それはどこに到達するのか、
それが私の楽しみのひとつです。
足を運んでくださった人々、心を寄せてくださった人々、
関係したすべてに、
ありがとうございました♡
http://www.recto.co.jp/verso/archives.html
展示のスライド 8月2日(金)12時まで公開中
点描曼荼羅作家 瀬戸里絵