植物の死のハナシ
お花屋さんのオーナーと話をしていて印象に残ったこと。
「切り花がダメになっても何も言わないのに
観葉植物がダメになると、すっごく悲しむ人が多いんですよー」
オーナーがこのようにおっしゃっていました。
これって本当にそうです。
他の方がどうかは知りませんが、少なくとも私自身のことを思い出しても
心のダメージ具合が違う。
なんでだろうか、と考えてみました。
考えてみた、というか、お花屋さんからそれを聞いた瞬間に頭に浮かんだのは
「土じゃないか?」ということでした。
土に根を張って生きている = 長く生きるものだ
土から離されて根っこを切られて水の中で生きている = 短命であろう
みたいな思い込みを、実は持っている。
遅かれ早かれ命が終わる、致死率100%、
ということは生物としては同じはずだけれど、
終わる時がいつであるか、ということを勝手に想像して覚悟していて
それより早いか、だいたい合っていたか、でショック度合いが変わる。
という感じかな~、私は。
という考えにいきつきました。
特に切り花が ”花” だった場合、
目に見えて進行具合が分かりますよね(蕾→開花→・・・)。
切り花と言いつつ、葉っぱだけのものだったりすると、お花とはまた違うと思いますが。
と、深堀してみたわけですが、
やっぱりもともと土に根を張って生きるのが自然な姿だった場合、
土から離してしまうと、長生きできないのかな。
お水自体の栄養状態、湿度や光や乾燥、などなど様々な要素も絡むでしょうけれど。
「みんなどうですか?」
と、いま目の前にある切り花たちに聞いてみた。
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