わびさび
今日、近所にあるお茶室へ初めて伺いました。
普段着の洋服のまま、椅子に座って気軽にお茶とお菓子を楽しめる場所。
とは言え、お茶を出してくださるのはその道のプロの先生方です。
季節にピッタリの和装が、とても素敵でした。
そして、私はお茶のお作法など全く知らないので、教えていただきながら楽しみました。
たまたまお客様が私一人だったので、ゆったりといろいろなお話をしたのですが、
そののなかで、なるほどな~、と思ったこと。
「千利休は豪華なもの(質の良い本物という意味で)を知ったうえで
わびさび、と言っているんですよ。」
なにごともそうですよね、という話になりました。
ピンもキリも知ったうえで、自分に必要なものを引いたり足したり、
丁度よい、心地よいところを探す、というか。
何かの世界を深く経験したり勉強し続けている方のお話は、
とても興味深いです。
お話の合間に、大きな開き戸から見えるお庭を静かに眺めました。
水の流れる音、風で揺れる木々、肌を通りぬける空気、いろいろな匂い、
頭の中がシーンと静まりかえり、浄化されるような数秒がありました。
一般的に陰性、質素で静かなものを基調とする。本来は詫(わび)と寂(さび)は別の意味だが、現代ではひとまとめにして語られることが多い。人の世の儚さ、無常であることを美しいと感じる美意識であり、悟りの概念に近い、日本文化の中心思想であると云われている。(Wikipediaより)
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この後に詫・寂それぞれの意味の説明が、なが~~~くされていました。
お煎茶の道具たち