言っちゃいかんやつ
ある日のこと。 近くに座っておられた男性二人の会話が聞こえてきました。 そのまま書きます。 男① 「おまえ、男はさー、とし取ったって、金さえありゃあ女ができるじゃん? でも女はー、とし取ったらもう終わりじゃね?」 男② 「おめえ、それ言っちゃいかんやつだぜ!?」 という会話でした。 これ以外のところは聞いていなかったのですが、たまに聞こえてきた感じからは お二人とも既婚者だが、男①は奥様との関係に満足されていないし、 自分より若い女性が好き、 そんな感じでした。 昔のわたしだったら、正義感か何かに燃えて、 この会話内容に怒り爆発だったかもしれません。 しかし今のわたしは冷静であった。 男①の言う ”男性は歳を重ねても、お金さえ多く持っていれば、女性のパートナーができる” これって、確かに間違いではないと思う。 高齢で経済的に豊かな男性(高齢とまでいかなくとも中年でも)と その男性よりもだいぶ年齢の低い見た目の美しい女性 という組み合わせのカップルというのは、世界中におられる。 なぜだろう? 前提として、 その男性が自分より若い女性のパートナーが欲しかった、 ということが先ずあって、 その次に、 お金のチカラによってその希望を叶えたのかどうか? これを考えるときに、わたしが知りえないことは、 その男性というのは単に ”経済的に豊か” なだけなのか? 例えば、もしかしたら、その男性は財力があるだけでなく、 すばらしい人格と知恵も持っているのかもしれないし、 その財を築くまでのストーリーが素晴らしく感動的なものなのかもしれないし、 それらがあるからこそ、女性は惹かれたのかもしれない。 または、人格は横に置いておいて、 女性は財力のみに惹かれたのかもしれない。 お金で叶えられることって、いまの世界には多くあるから。 女性側にも聞いてみたいです。 なぜその男性を選んだのか。 じゃあ反対に、条件を同じにして、中年か高齢で財力のある女性だった場合、 本人が望んでいても、若い男性のパートナーに恵まれないのだろうか? 人間に生まれたからには、年齢とともに身体の機能や見た目は変化していく。 それを醜いとか残念とか、美しくない、と感じるかどうかは 人それぞれの捉え方の話であって、 現実におこっていることは、 単なる ”変化” 。 ってことは、男①の言う 「とし取ったら、もう終...