"いま” という時間はあるのかないのか

「いま」と言った瞬間、思った瞬間、感じた瞬間、 その「いま」は通り過ぎて過去のものになっている。 一体「いま」って、いつのことだろうか? そもそも「いま」なんて存在するのかな? と最近考えています。 このところ練習している瞑想でも「いまに在ること」は大切なのだそうだし、 わたしの描いている曼荼羅画でも「いまここ」を大切にしている。 曼荼羅画のレッスンをするときも、口をすっぱくして、 「先のことを考えず、いま目の前の点だけを見てくださいね」 とか、 「ここをこうしたら、この後こうなって・・・と考えず、いま見えた個所を信じて」 などと受講生さんに伝えています。 そもそも時間が線のように後ろへ後ろへ流れているのか、 パラレルワールドのように散らばっているような感じなのか、 どうなんでしょう。 「”いま”とは何か」みたいなことを考え出すと、頭の中のぐるぐるが止まらなくなるので 瞑想中や曼荼羅画を描いているときは、それはとりあえず横に置いておかなくては。 何かの本で読んだ文章。とても美しいな、と感じました。 ここから感じられるその世界が美しい。 植物が何故こんなにも美しいかわかる? 彼らは、ただそこに在る、だから輝いているの。 10月後半頃のミラノは黄金色に染まります