GAIA
ガイア理論という考え方があることを知りました。正確に言うと、この考え方に〇〇理論という名前が付けられていることを知りました。
これは、地球をひとつの巨大な生命体として考え、単に表面的な地球というよりも、そこに住む生物、空気、水などもすべて含めた地球全体であり、地球と生物が相互的に関係しあい環境を作り上げている、という思想。
実はわたしは、いつのころからか、「地球って人間の身体みたいじゃない?」と考えるようになりました。
何故そう考えたかというと、
わたしの身体(あなたの身体も)をどんどん拡大して見ていくと、実は身体中の表面にも内部にも住人がいることが見える。わたしの身体には何百兆個の細菌や酵母菌などの微生物たちが住んでいて、それぞれがそれぞれの活動をしていて、それぞれの寿命を生きている。
わたしの身体を眺めてみたところで、まさかそこに何百兆もの共存者がいるとは思いもよらないし、もしかして、微生物たちも自分が住んでいる場所がどこなのか、まさか住んでいる場所自体が生命を持っているだなんて、思いもよらないことかもしれない。(蟻もこんな感じかな~と思います)
地球もそれと似てない?と、あるとき思いついたのです。
わたしたちは自分たちの生きている場所の姿を見ることができる。飛行機に乗れば地面からどんどん離れ、人が見えなくなり、建物が見えなくなる。それが宇宙飛行士であれば、森が見えなくなり土地の形があやふやになり、やがて一つの青く光る星があるということだけが見える。
逆に、宇宙から一つの青い星をどんどん拡大して見ていくと、徐々に土地の形状が見えてきて、森や人間の作った町が見えてきて、たくさんの生物や人間がいることが見えてくる。拡大を進めれば、菌やウイルスもいる。
ね?なんだか似てると思いませんか?
地球を身体と仮定したとき、わたしは微生物の一人。
微生物たちの調子やバランスが崩れてきたり死んだり癌化してしまったりすると、身体や精神も同じように崩れ死を迎えることもある。逆に、身体が死ねば微生物たちも死んでしまう。
相互関係。どっちが偉いとか優れているとかはなく、まさに共存。