満月18時間前

9月2日(水)14:22、日本では満月でした。

その前の晩、お友達から不思議なお誘いを受けて出かけていました。
「ミステリアスなお菓子の引き取りに行くから一緒に行こう」
という。

ミステリアスでした。

到着した場所は、ハーブの生い茂るお庭のあるお宅。
道の向こう側にはたくさんのバラを育てるビニールハウス。
ローズマリーの間を抜けていくと、灯りのともされたお菓子の受け渡し窓が。
お菓子とともにミニバラのブーケも。
お友達は、やさしいピンク色のバラのブーケを選んでいた。

昔のままの雑木林がちらほら残る地域、周りは真っ暗。
湿度とほんのり涼しい夜風。
ローズマリーとバラと焼き菓子の匂い。
空には明るく光る月。

物語の中に入り込んだような、お菓子の受け渡し時間。

お友達がバラをおすそ分けしてくれました。
(ローズマリーもちょこっと道端から)

家に活けているその香りを嗅ぐと、あの夜の不思議な感覚が胸のあたりにフワリと
よみがえるのです。

匂いと記憶と感情の密接な関係。

そして私も、ただのモノを提供するのではなく、そのモノに付随する物語も一緒に提供できる人になりたいと思いました。
そのようなモノを受け取ることが自分も好きだし、わくわくする。

魅せ方、プロデュース力、ブランド力、いや、その前にやはり自分の在り方かな。



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